1953-05-29 第16回国会 衆議院 本会議 第6号
独断外交で、日米通商条約を、国会の留守を見て、あき巣ねらいのようにとりきめて、(拍手)今また、日本の運命を取返しのつかないはめに追い込む、あぶないMSAの軍事援助も、これこそ毎日の新聞に出ておるのでありまするが知らぬ、存ぜぬ、何とも申せぬというようなことを言つて、国民と国会に対してうそをつきながら、陰ではその援助を受ける準備をしているのであります。
独断外交で、日米通商条約を、国会の留守を見て、あき巣ねらいのようにとりきめて、(拍手)今また、日本の運命を取返しのつかないはめに追い込む、あぶないMSAの軍事援助も、これこそ毎日の新聞に出ておるのでありまするが知らぬ、存ぜぬ、何とも申せぬというようなことを言つて、国民と国会に対してうそをつきながら、陰ではその援助を受ける準備をしているのであります。
まさに独善、独断外交といわざるを得ません。昨日の演説で批准條項がついておるということはわかりましたが、その駐屯の期限、費用、駐屯の場所等について伺つておらないのであります。駐屯は期限がないと言われております。もし、かかることになり、日本の防衛がある特定国によつてなされるようになりますならば、国家の性格を変更する結果になつて、重大なる問題であろうと思うのであります。